一人暮らしの高齢者の食事事情

一人暮らしの高齢者の食事事情をご存知だろうか。しっかりしている高齢者ならば問題はないが、ある程度認知が入っている人はとても危険なのである。日常生活が問題なく営まれていればなおさらに周りからみれば、なんの問題もないわけであるから、たかが食事の何が危険かは理解されづらい。

一人暮らしであれば、食事を自分で作るだろうか。もちろんそういう人もいるだろうが、宅配弁当を利用する人も多いだろう。中には遠方にいる家族が、食事の心配をして配達依頼をしている場合もある。そして一人暮らしの高齢者の場合は自分で作るより、宅配弁当のほうが危険なことがある。

その理由は、宅配弁当をすぐには食べない、またはあることを忘れてしまうからだ。たとえば、宅配弁当が昼過ぎに来たとしよう。その時すぐに冷蔵庫に入れれば問題はないが、ちょっと別のことをしていて忘れてしまい、そのままにしていることがよくある。保冷剤入りの発泡スチロールの箱に入っていることもあるし、冬ならいいが、夏場は危険だ。夜ご飯には食べられないだろう。しかし、高齢者は「もったいない、大丈夫だろう」と気にせず食べてしまう。介護が必要な、認知が入っている人はなおさらだ。

そういった人は、冷蔵庫の中も危険である。カビの生えた食品が普通に入っていることがある。 もしも一人暮らしであることを家族が心配して宅配弁当を頼む場合は、一緒にヘルパーも依頼し、宅配弁当や冷蔵庫のこまめなチェックをする必要があるだろう。